新型インフルエンザに罹らない様に

2008/12/09
スタッフブログ

 いよいよ冬本番となり寒さも厳しくなってくる12月の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 12月と言えば賞与からクリスマス、更に1月にかけて年末年始と、各種イベントのコンビネーションとなっております。
 ただそんな楽しみに水を差すかのように、最近新型インフルエンザのニュースが世間を賑わせています。実際新型インフルエンザの感染爆発(アウトブレイク)が発生して、それに巻き込まれて何日も寝込む羽目になったらクリスマスや正月どころではなくなってしまいます。   確かにタミフル等従来の治療薬が効かないとされる新型インフルエンザは罹ってしまうと脅威です。相手はウィルスですので無論抗生剤など何の役にも立ちません。
 しかし逆にいえば罹らなければ、言い換えればウィルスの体内への侵入を許さなければ何の問題もないわけです。
 ニュース等の情報によると新型インフルエンザは通常のインフルエンザウィルスが人体内で変異して発生するものらしいので、基本的に感染、発症までの経過は通常のインフルエンザと同じです。従って通常のインフルエンザと同じ対策を講じていれば感染を防ぐことが出来るわけです。そして最も基本的な感染対策が消毒、その中でも誰でも毎日必ずできるのが手洗い及びうがいです。
 ウィルスは単細胞生物です。そして消毒とは生物の細胞を破壊する行為です(因みにアルコールで手掌を頻繁に消毒していると荒れてくるのはこのためだと思われます)。
 つまりウィルスが体内に侵入する前に消毒という行為でウィルスを破壊してしまえば感染は防げるという理屈になります。従って空気感染の経路となり易い口腔内をうがいで、接触感染の経路となり易い手を手洗いできちんと消毒すればかなりの確率で感染を防止できるはずです。
 無論消毒ですのでうがいではイソジンガーグル等のうがい薬、手洗いはミューズ等の薬用石鹸を使用する方がより効果があります。
 あと今更ですが予め体内に抗体を作ってウィルスを迎撃するワクチン摂取もある程度効果があると思われるので出来れば行う事をお勧めします。

 

 病棟内は病棟スタッフが常に手洗い、うがい等消毒に努めていますので外部からのウィルスの侵入は防止できていると思いますが、それでもどんな経路で入ってくるか分かりません。ですから外出先では可能な限り、帰宅時は必ず手洗い及びうがいを心掛けてください。   それが自分の身を守ることになり、ひいては周りの人を守ることに繋がるのです。

 

 (新館4病棟)

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